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2020/12/21

イランが地下核施設を建設中: 何が何でも核兵器が欲しい模様

イランが地下核施設を建設中
 またかよ。イランはつくづく懲りない国ですね。何が何でも核兵器保有を追求したいようです。
 2020年12月18日付VOA記事「Iran Builds at Underground Nuclear Facility Amid US Tensions」によれば、11月に撮られた衛星写真により、イランの首都テヘランの南西90キロにあるイスラム教シーア派の聖地コムの町外れ、フォルドにある「真空技術の研究機関」の施設の一部に、イラン政府は核開発を行うための地下施設を建設中の模様、とのこと。(下の写真で言えば、右下辺りにある山ひだに道路が走っていますが、その切れたあたりの地下です。攻撃を避けるために山間部に作っている模様です。)
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Maxar Technologies社が2020年11月4日に発表したイランのフォルドに地下核施設が建設中の模様(This Nov. 4, 2020, satellite photo by Maxar Technologies shows Iran's Fordo nuclear site. Iran has begun construction on a site at its underground nuclear facility at Fordo, satellite photos obtained Friday, Dec. 18, 2020, by the Associated Press show.)(2020年12月18日付VOA記事より)

危険で迷惑なイタチごっこ
 今年7月には、ナタンツにある既設の原子力発電所?が原因不明の爆発事故が発生しましたが、西側報道によれば、イランはナタンツで秘密裏に核兵器開発のためのウラン濃縮作業を実施中であったが、この原因不明の爆発事故でまたウラン濃縮が後退した模様。「原因不明の爆発事故」の原因は、イスラエルの特殊機関の工作員による爆破でしょうね。先月も、イランの核開発の父と言われる核開発研究プロジェクトのリーダーだったモーセン・ファクリザデ博士が何者かに暗殺されましたが、これもイスラエルの特殊機関の仕業と思われます。更に言えば、もう20年も前、2000年代初頭に、イランが核開発を秘密裏に開始し、このナタンツで核濃縮をしていた際にも、イスラエルと米国の共同作戦にて超巧妙なサイバー攻撃を実施し、イランに気付かれずに核濃縮プラントを自壊・壊滅に追い込んでいます。

 勿論、爆破やら暗殺やら、そんな謀略をすることが一番悪いことです。イスラエルがなぜそんな謀略をするのかというと、「イランの核兵器開発の追求」というイスラエルにとっての身の危険の「予防策」のつもりです。イランが核兵器を持つ理由は、イランなりの「強力な自衛手段の保持」なのですが、その敵対対象はイスラエルにほかなりません。動きを察知したら、イスラエルは必ず他国の領土内であろうがお構いなくやる国です。イスラエルも「やがて自らを脅かすことになりそうな動きがあれば、それを芽のうちに叩き潰す」という、これまた過剰な自衛意識から発する自己防衛手段でこうした謀略をします。要するに、極めて危険で迷惑な「どっちもどっち」のイタチごっこの状況を呈しています。

 ということは、ある程度工事が進んで、いよいよ地下核施設が始動する……という段階で、またイスラエルが爆破工作をするでしょうね。・・・・・・危険で迷惑なイランの核開発とそれを潰すイスラエルの謀略。もう、くだらないからやめりゃいいのに。

 (了)

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