三菱電機サイバー被害: オリパラ前に再点検を
マスコミが喧伝中の三菱電機がサイバー攻撃を受けていた件。マスコミ論調はいろいろですが、三菱電機は早く報告すべきだった等、例によってメディアリンチをする相手を見つけて袋叩きに興じています。そんなことより、より大事なことは、今回の事件で「セキュリティに強いと自負していた企業が実は既に穴を開けられていたこと」が露呈したため、ここから学ぶべき教訓は「三菱電機が入られているくらいだから、同様に政府各機関や他の企業も既にサイバー攻撃の種が潜在している可能性が高い」ということではないでしょうか。
時節柄、オリパラの準備もいよいよ大詰めを迎えています。オリパラという国家の威信をかけた国際的イベントでは、ここ最近のオリンピックではもう毎回やられてますが、必ずと言って良いほどサイバー攻撃を受けています。個人の愉快犯の程度なら、今準備中のセキュリティで対応可能な態勢であろうと思いますが、国家が背後にいる組織的かつ高度のサイバー攻撃の場合、既に入り込まれているのではないでしょうか。今回の三菱電機と同様に、ロシア、中国、北朝鮮など国家が背後にいるサイバー組織が、既にマルウェアを仕込んでいるのでは?奴らは、仕込んだマルウェアを遠隔操作でき、今の時期は気づかれないように潜んでいて日本の各機関・企業側に気づかれていないだけで、オリパラ当日に大混乱を起こす可能性がある、ということです。例えば、開会式での開会宣言の途中で大停電、世界が固唾を飲んで注目する100m決勝の先頭ゴールでタイムが出ない・写真判定ができない、等々。日本の国家の威信を貶めたい国々っていますからね。
ですから、今回の三菱電機サイバー攻撃受け事件を機に、絶対大丈夫と自信を持っているセキュリティこそ、再点検すべきだと思います。米軍の最新兵器を含む我が国の防衛装備品や原子力管理などにもかなりのシェアを持ち、セキュリティに自信を持ち、ビジネスにもしていた三菱電機がやられていたのですから。
(了)


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