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2022/01/20

ウクライナ侵攻前夜:ロシアはサイバー攻撃、緊張下の前線で兵士は...

 2022年1月19日、ブリンケン米国務長官がウクライナを訪問しゼレンスキー大統領と会談、21日にもロシアのラズロフ外相との米ロ外相会談が予定されていますが、緊張緩和の糸口は全くつかめていません。(参照:2022年1月20日付VOA記事「VOA Interview: Blinken Warns Russia of Action Should It Invade Ukraine」)
 私見ながら、ロシアは間もなくウクライナを侵攻開始すると推察しており、本ブログでは、緊張下のウクライナの状況の一端私見介します。
A convoy of Russian armored vehicles
クリミアの高速道を走るロシアの装甲車の車列 A convoy of Russian armored vehicles moves along a highway in Crimea, Jan. 18, 2022. (前掲VOA記事より)

ウクライナ政府にロシアがサイバー攻撃
 2022年1月16日、ウクライナ政府は同政府の数十のウェブサイトがロシアのサイバー攻撃を受けて機能停止したと発表し、ロシアを非難しました。その直前にマイクロソフト社も「ロシアが」とは言わないだけで、ほぼ同様の発表をしてこれを裏付けています。(参照:2022年1月16日付VOA記事「Ukraine Blames Russia for Cyberattack」及び「Microsoft Discloses Malware Attack on Ukraine Government Networks」)

Russian ciber attack
サイバー攻撃を受けて麻痺したウクライナ外務省のウェブサイト(A laptop screen displays a warning message in Ukrainian,Russian and Polish that appeared on the official website of the Ukrainian Foreign Ministry after a massive cyberattack,in this illustration photo taken Jan. 14,2022. )(前掲VOA記事より)

私見ながら既に侵攻開始なのかも
 当然、ロシアはサイバー攻撃への関与を否定しています。しかし、2014年のロシアのクリミア侵攻の際も、まずサイバー攻撃でウクライナの電力や通信機能を麻痺させて、政治経済の中枢やウクライナ軍の作戦指揮機能を混乱させ電撃的に軍事侵攻を達成させた、という事実があります。
 私見ながら、現在懸念されているロシアによるウクライナ侵攻は、既に非物理的なサイバー正面のハイブリッドな戦闘から始まっているのかも知れません。このサイバー攻撃という新たな作戦のディメンションは、軍事侵攻というこれまでの可視的かつ純物理的な生臭いものから、目に映らず人知れず指揮通信機能を蝕む作戦を開始できる新たな時代にしてしまったのです。
また、つい先日、ロシアがウクライナ国内に複数の工作員を潜入させており、ウクライナ国内で開戦のきっかけとなるテロ、国内の動揺を煽る騒擾活動、などを準備している可能性がある、との物騒なニュースが米国ホワイトハウスの報道官からありました。エックスデーは着々と近づいているのかも知れません。

侵攻前夜の緊張下、前線の兵士は...
 いつ開戦するか分からない緊張下のウクライナ兵士のある日の状況が、2022年1月15日付VOA記事「Ukraine's Trenches, Strays Bring Respite to Russia-Wary Troops」に載っていました。 …と言っても、ご安心ください。微笑ましいエピソードです。
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ロシア軍の支援を受ける親ロシア武装勢力と対峙する塹壕の中のウクライナ政府軍兵士と犬猫(Ukrainian servicemen look at a cat, on the front line with Russia-backed separatists in Donetsk region)(前掲VOA記事より)

 前線のウクライナ軍兵士は、いつ戦争勃発となるかも分からない前線に掘った塹壕の中でド緊張の日々を送っていますが、彼らの唯一の慰めとなっているのは、親ロシアに追い出されたウクライナ住民が現地に置いて行った犬や猫です。捨て去られた犬や猫はノラになりながらも、塹壕の中の兵士達にすり寄り兵士達に可愛がられて、塹壕で第2の飼い主を得てペットとしての第2の人生を始めています。兵士達にしてみれば、故郷に置いてきた愛する妻子やペットとのスキンシップを思い出させる存在ですし、危険が差し迫った際には動物のカンで敵の斥候兵の近接を察知して犬が吠えたり、「砲弾が落ちてくる!砲弾落下から身を守る掩蔽部に入れ!」と吠えるは咬むはで急き立てて身の危険を教えてくれることもあるようです。

何事もない平和?な塹壕での日々が続くことを祈ってやみません。

(了)

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