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2019/11/17

香港、軍が鎮圧準備を開始した!

香港大学占拠を軍が鎮圧準備中!

またも状況が動きました。
2019年6月から現在進行中の香港民主化デモは、現在では数個の大学を拠点とした防御戦になりつつあります。11月16日、そんな中、中国人民解放軍の兵士が「ボランティア」と称して大学周辺の瓦礫を清掃しているとのニュース(※)。人民解放軍が香港の街中に入ったのは初。本来は、香港政庁が治安悪化などで中国政府に要請しない限り(当然まだ要請していませんが)、入域できないことになっています。そのグレーゾーンを狙って、「ボランティア」で入って来たというもの。香港の議員や識者も、ボランティアとは言え人民解放軍が入域したことに懸念を示しています。
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Personnel from the Chinese People's Liberation Army barracks in Hong Kong emerged on to the city streets on Nov. 16, 2019, to help with the cleanup after a week of violence and disruption caused by pro-democracy protesters. (VOA記事「In Hong Kong, Chinese Soldiers' 'Voluntary' Street Cleaning Stirs Worries」(November 16, 2019 04:03 PM)より)

私見ながら、これは人民解放軍の現地偵察であり、既に鎮圧作戦の作戦準備が始まっている、と解釈します。軍という組織が任務を与えられると、その任務を分析し、任務を具体的に達成すべき目標に具体化します。そして、その達成要領を具体的に計画します。今、その人民解放軍のボランティア達がやっているのは、その敵情視察及び現地偵察です。間違いない。
人民解放軍にとり、今回で言えば、大学を占拠した暴徒の鎮圧が任務。具体的な達成目標は、大学の包囲環の構成、そこで暴徒に投降を呼びかけ、じ後掃討戦です。その具体的実施要領は、圧倒的な制圧射撃(恐らくは催涙弾とは思いますが、部分的には堅固な障害物の打通と暴徒の戦意喪失を企図した対戦車砲のような指向性炸薬の直接照準射撃も)、最後に包囲環を圧縮して撃滅・掃討になるでしょう。現地を見て偵察したいのは、その掃討の際の突破口と突入方向とそこへの接近経路。加えて暴徒の人数が多いので、掃討に伴い、逮捕して後方に下げる動線の確保も重要です。

因みに、香港には既に19箇所12個の人民解放軍の駐屯地があり、5000〜10000の兵力で駐屯しています。しかし、前述のように香港政庁の要請なくば香港市街地には入ってこないことになっています。恐らく、今回の鎮圧のため既に暴徒鎮圧用の精鋭部隊を増強し、暴徒鎮圧用の武器や装備を揃えているでしょう。彼らは、満を持して作戦開始の命令を待っている。

ですから、香港の民主化運動のみなさん、他にも有効なデモ戦術戦法はありますから、大学占拠は早々に撤収してください。彼らが作戦開始したら、圧倒的火力と兵力で蹂躙される運命しかありません。他日を待ちましょう。

※ VOA記事「In Hong Kong, Chinese Soldiers' 'Voluntary' Street Cleaning Stirs Worries」(November 16, 2019 04:03 PM)より

(了)

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