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2019/12/17

首が繋がった香港長官は’切りしろ’


2019年12月16日、香港の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は、年次報告のため中国の李克強首相と会談。香港情勢を報告し指導を受けたが、李首相は林長官と香港政庁の施政に引き続き支持を表明、「一国二制度」についても変化はなしと強調した模様。一部で更迭が囁かれていた林長官は首が繋がった形となった。

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In this photo provided by Hong Kong Government Information ServicesChinese President Xi Jinping, right, speaks with Hong Kong Chief Executive Carrie Lam, during their meeting, in Beijing, China, Dec. 16, 2019.
BEIJING

私見ながら、これは首が繋がったのではなく執行猶予、やがて来る情勢緊迫の際の大弾圧・鎮圧の際に全ての責任を背負わされる「切りしろ」と推察します。いずれ香港情勢が民主化デモにより更に緊迫化した際に、国家の危急に際した緊急措置として中国政府が香港政庁をオーバーライドし、治安回復の大義名分の下で人民解放軍による徹底的な暴徒鎮圧、戒厳令が敷かれ、香港市民は踏み絵にかけられ、民主派は一掃されるでしょう。まさにそのキッカケに、首を切らずに残した林長官の歴史的役割があるのです。香港長官による中国政府への介入要請です。まさにそのために残したのです。歴史的にもこういう人って何名もいましたよ。1950年代のチェコやハンガリーで、民衆のデモをソ連軍の軍事介入で鎮圧するキッカケにしたのは、チェコやハンガリー政府によるソビエトへの介入要請でした。もっとも、ソ連は介入要請があったというものの、本当に介入要請があったのかは定かに非ず。そういう役割のために「切りしろ」として生かしておく人っているわけです。

報道は表面を伝えますが、背景や思惑を様々な角度から論評するところにジャーナリズムの真価があります。各紙の真価が問われます。そのツッコミや関心の高さが香港の民主派への最大のサポートになると思います。

(了)

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